どうして勉強するの?
「どうして勉強するの?こんなことやって何の役にたつの?」
子ども達は時々僕に質問します。
「勉強は面白いからだよ。面白いことが大好きで、それに熱中するように人間はできてる。」
僕はそう答えます。
どの教科もすべて面白い。面白さを持っている。それを伝えることが教える側の義務です。
その面白さに気が付くこと、気が付いたら自分の頭を使ってどんどん考えること。するとさらに勉強が面白くなる。そしてやがて思考力がつき、知識も増え、しっかり物事を考えられる人間に成長していく。それが勉強することの目的です。
良い点をとらなければ
良い点を取らなければ。みんなそれを願っているし、目標にしています。塾にとってそれは絶対条件。しかし良い点を取るということは結果であって目的ではない。目的は勉強を楽しむこと。楽しみながらやっていたらいつの間にか成績上がっちゃった、それが学楽多の授業のあり方です。23歳の時始めた小さな学習塾を45年間もやってきたのは、子ども達とのそんな授業が楽しかったからです。
学楽多の授業風景
小学生
小学生の授業の初めの30分は学校の宿題をやる時間。分からないことはもちろん教えます。塾で2時間もやって、さらに家に帰ってから学校の宿題やるなんて。子ども達の要望でこうなりました。学校の宿題が終わったところでいよいよ今日の授業。やるのは算数、国語、理科です。それぞれ、これをやったら学校のテスト100点取っちゃう、という教科書準拠の問題集と、実力を養うための問題集を使っています。
新しいことをやる時はまず説明。でも理解力は一人一人みんな違う。たくさんの問題をどんどん解いてもらいますが、少し時間のかかる生徒には分かるまで何度でも説明します。一人で解けるようになるまで一緒に解きます。でも基本はできるだけ自分の頭を使って一人で考えること。自分で解けた時だけ勉強は面白いからです。
理科、算数の面白実験
これは学楽多の姿勢を示す授業です。身近な実験を通して理科の面白さを体験します。アニメゴマ、四畳半ブーメラン、ガラス玉万華鏡、振り子、浮沈子、教訓茶碗、コピー用紙の上に立つ!魔法陣の書き方、一筆書きの謎、ハノイの塔。これらを通して、不思議に気が付き、その謎を解く楽しさを体験します。
中学生
まずは英単語の暗記のチェック。英語は暗記が全てと言える科目。努力さえすれば誰でも得意科目にできます。それができないのはつい怠けてしまうから。教科書準拠の問題集、総合的な問題集、そして長文読解、これらを軸に授業を進めます。
数学の基本はできるだけ自分の頭を使って解くこと。それが数学の面白さを知る唯一の方法だからです。教えてもらって解いている間はつまらないのです。一人一人そこまでたどり着く道は違うし、時間も違う。一人一人に合わせて方法も工夫してやっていきます。
理科ではいろいろな分野を勉強します。生物、地学、物理、化学、そのどれもが身近で、そして驚きに満ちています。限られた時間だけれど、その面白さを伝え、問題を解けるようにしていきます。
定期考査は日頃の勉強の成果をチェックするチャンス。一人一人が十分に試験勉強をやったという充実感を持てるよう授業時間を大幅に増やして臨みます。